オランダのハーグという街に、国際刑事裁判所(こくさいけいじさいばんしょ=ICC)という、国際的に重い罪を犯した人の裁判を行うための、独立した裁判所が存在すること、皆さんは知っていましたか?
この裁判所は、加盟国(かめいこく)同士のあいだで結ばれる条約から成り立っていて、いま現在、このICC条約(「ローマ規程」といいます)に104カ国が加盟(→解説!:「加盟」って?)しています。ところが残念なことに、私たちの国、日本は、このICC条約に加盟していません。でも、政府は、今年になって重大な発表を行いました。そう、日本も今年10月には、このICC条約に参加するというのです!
ここまで来るのに、実は10年近くの時間がかかりました。私たちJNICC(「ジェイニック」と読んでください)は、この条約が初めて世界に紹介されて、沢山の国が賛成した1998年から活動を続けてきました。このとき、139もの国がICC条約に賛成してくれたんですが、この中に日本は入っていませんでした。他にも、アメリカや中国、ロシアなどの大きな国が、条約に問題があると言って賛成しませんでした。とくにアメリカは、いまもICCに反対しています。
私たちJNICCは、このときから、日本の政府に対して、ICC条約に加盟するように説得を続けてきました。日本がもっと責任のある国になるためには、ICCに参加することが必要だと、信じて活動してきました。このブログでは、私たちの信じるICCという組織がどんなものか、そしてこのICCというシステムの中で私たちの日本が果たせる役割について、皆さんと一緒に、少しずつ考えていければと思います。
2007年1月17日
多くのものが失われたこの日に、何かを作りだしたいという願いを込めて
JNICCかつみ
この裁判所は、加盟国(かめいこく)同士のあいだで結ばれる条約から成り立っていて、いま現在、このICC条約(「ローマ規程」といいます)に104カ国が加盟(→解説!:「加盟」って?)しています。ところが残念なことに、私たちの国、日本は、このICC条約に加盟していません。でも、政府は、今年になって重大な発表を行いました。そう、日本も今年10月には、このICC条約に参加するというのです!
ここまで来るのに、実は10年近くの時間がかかりました。私たちJNICC(「ジェイニック」と読んでください)は、この条約が初めて世界に紹介されて、沢山の国が賛成した1998年から活動を続けてきました。このとき、139もの国がICC条約に賛成してくれたんですが、この中に日本は入っていませんでした。他にも、アメリカや中国、ロシアなどの大きな国が、条約に問題があると言って賛成しませんでした。とくにアメリカは、いまもICCに反対しています。
私たちJNICCは、このときから、日本の政府に対して、ICC条約に加盟するように説得を続けてきました。日本がもっと責任のある国になるためには、ICCに参加することが必要だと、信じて活動してきました。このブログでは、私たちの信じるICCという組織がどんなものか、そしてこのICCというシステムの中で私たちの日本が果たせる役割について、皆さんと一緒に、少しずつ考えていければと思います。
2007年1月17日
多くのものが失われたこの日に、何かを作りだしたいという願いを込めて
JNICCかつみ